たけばやし音楽教室@徳島市

ピアノを弾く時の姿勢 強化編

   

レッスン時に大人の生徒さん達が口々に「発表会の時、普段より頑張って長時間練習したのですが、弾いているうちにだんだん腕が痛くなってくるんです」と言ってこられました。

その原因はずばり腕の余分な力を抜いて弾く「脱力」が上手くできてないからです。

しかしこの「脱力」、スポーツ界でもよく聞きますが口で言うのは簡単でも、早々出来るものでもありません。

「脱力」するにはまず姿勢から

以前に「ピアノを弾く時の姿勢」編でも書きましたが、「おしり・右足・左足」の3点で上半身の体重を支えていないと、姿勢を保つために無意識に腕や手が鍵盤に寄りかかって支えようとします。

これでは腕に負担をかけるばかりで余計な力を抜くことは出来ません。

まず椅子に腰かけた姿勢から見直すといいいでしょう。

ピアノ レッスン

写真の座り方ですと、足首から先が後ろに下がりすぎています。

正面の位置の鍵盤を弾いている間は気が付かなくても、正面から離れた鍵盤を弾く曲を練習し始めると少しずつ手や腕に力が入ってきてしまいます。

ピアノ レッスン

「おしり・右足・左足」の3点で支えているので、キレイな「良い姿勢」が出来ました。

しかしこの良い姿勢、手が体の正面に来る時は保ちやすいですが、端っこの鍵盤を弾く時は姿勢を維持するのが難しくなります。

太ももの内側の筋肉を使って支える

足の太ももには大きな筋肉がついているので、届きにくい端の鍵盤を弾く姿勢を維持する為には、そこを使わない手はありません。

私の教室ではテクニックの教本を弾く時に、膝の間にボールを挟んで弾いてもらう事があります。

ピアノ レッスン

ボールを落とさないよう挟み続けているこの体勢は、太ももの内側の筋肉を使わなければ維持できません。

足の筋肉を使う事が分かってくると、鍵盤の端の部分を弾く様な曲でも上半身がグラグラしないで安定した姿勢が保てます。

すると音色もより均一に揃ってきます。

何となくダラッと腰掛けて練習するのではなく、体のどの部分に意識を集中させて弾くかが大切です。

 - レッスン♪

  関連記事

ピアノ教室 徳島市
サマーチャレンジ6人目の達成者は新しい生徒さん

8月の正規のレッスンは本日が最後でした。明日と明後日は振替対象の生徒さんの為の「 …

中級にレベルアップしました!(その10&11)

前回の投稿から随分と時間が空いてしまいました。 世間はまだまだ不穏な状態が続いて …

ピアノ教室 徳島市
2018年度 連弾合同レッスン その3

本日の連弾合同レッスンのペアは、幼稚園年中さんのNちゃんと年長さんのMちゃんの2 …

ピアノ教室 徳島  教本
おすすめ連弾曲集

私の教室では発表会の時に、全員ソロ(独奏)と連弾を弾いてもらっています。 教室や …

ピアノ教室 徳島市
2017年 連弾合同レッスン その3

本日は日曜日ですが、平日に来られない生徒さんの為の「連弾合同レッスン」が2組あり …

ピアノ教室 徳島市
2018年度 連弾合同レッスン その11

今日ご紹介するのは中学1年同士のお姉様ペア、MちゃんとYちゃんです。 小学校以前 …

ピアノ教室 徳島市
2018年度 連弾合同レッスン その12

さてご紹介している連弾ペアも残り少なくなって参りました。 本日は2組のぺアをご紹 …

ピアノ教室 徳島 レッスン
ピアノを習うメリット

今日は大学に進学してレッスンを再開してくれたH君のピアノレッスンでした。 3月に …

ピアノ教室 徳島市
2017年 連弾合同レッスン その2

本日の連弾合同レッスンは、小学2年生同士生徒さん、MちゃんとS君のぺアです。 学 …

ピアノ教室 徳島市
ピアノ奏法その① 手首の旋回

ピアノと言う楽器から多彩な音色を引き出すためには、様々な種類の「ピアノ奏法」を身 …