中級にレベルアップしました！（その１４）

去る３月２０日に感染対策を充分に行った上で２０２１年度の発表会を開催しました。

昨年同様にとても神経を使った中での開催となり、今回もアンサンブルは無くソロ演奏のみの発表会となりましたが、人前での自分の演奏に対し多くの生徒さんが手ごたえを感じてくれた様子で開催した側としてもやって良かったと思っています。

長くレッスンを続けていると、教室全体の雰囲気がワンランク上がる瞬間が何年かおきに訪れます。それは年上の生徒さん達が地道な努力を重ね、皆がよく知る有名曲を舞台で披露できる実力が備わった辺りの時期です。

演奏後に周りから「あんな曲が弾けるなんてすごいね」と賞賛の言葉をかけて貰う事により、本人達が「よっしゃ！頑張ってきた甲斐があったぞ」と自分の努力を強く自負するのと、その姿を見た後輩達の「もっと上手になってあんな風に演奏したい！」と思う憧憬の念とが混ざり合い「もっと上手くなりたい」と言うエネルギーとなって教室のレベルを底上げします。

ちょうど今はその躍進する瞬間にあると感じています。

さて本日も新たなスケールテスト合格者が現れました。

小学３年生のＨちゃんです。

昨年はコンクールに挑戦し東京で行われる全国大会に選出されていたのですが、新型コロナの感染状況悪化により泣く泣く参加を断念しました。

本人は今年も再びコンクールに挑戦するつもりでいるので、課題曲に取り掛かるまでハノン・練習曲・バロック物・曲集のいわゆる昔ながらの「王道４冊体制」の宿題を（半泣きになる時もありながら・お母様談）頑張ってこなしております。

Ｈちゃんも後輩達から尊敬の眼差しで見られる「ピアノ弾き」を目指してくださいね。