ピアノを弾く時の姿勢 その1
2016/02/18
ピアノは姿勢が大切
私の教室は3歳半からレッスンを受け付けていますが、
その年齢の子供達の身長では、ピアノの椅子に座った時に床に足が届きません。
でも足がブラブラしたままでピアノを演奏していると、上半身が必要以上にピアノに寄りかかり
きれいな音を出す事や素早い動きが難しくなります。
一度良くないクセがついてしまうと後から直すのはとても大変です。
また舞台などでピアノを演奏する時、演奏者はお客様(聴衆)に対して横向きに座ります。
つまり良くない姿勢で演奏していると、それが客席側から丸見えになってしまうのです。
以上の様にならない為にも、ピアノのレッスンを始めた直後から「正しい姿勢」を意識する事が重要です。
床に足が届かない人は「足台」を使う事をお勧めします。
足台も様々な種類があり、補助ペダルと一体になった物や台座だけの物、高さの調節ができる物もあれば固定の物もあります。
楽器店で購入することができます。
またわざわざ購入しなくても、床に足が届くようになれば必要なくなるので
発泡スチロールの箱や牛乳パックなどで代用するのも良いかと思います。
ただ「しっかり両足で踏ん張っても壊れない強度」は確保して下さい。
「足台」が準備できたら
ピアノの場合、足台の上であっても床の上であっても「両足をそろえる」事はありません。
左右の足はペダルの幅と同じくらいに広げておきます。
その際、足の裏をしっかりと台につけておく事も大切です。
「おしり・右足・左足」の3点で上半身の体重を支えているイメージです。
こちらは小学2年のAちゃん。
お家の足台はお母様が牛乳の空パックを利用して手作りされたそうです。
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