ピアノ奏法その① 手首の旋回
ピアノと言う楽器から多彩な音色を引き出すためには、様々な種類の「ピアノ奏法」を身に付ける必要あり、それらを総称して「テクニック」と呼ぶことが出来るでしょう。
今日はその中の一つ、「手首の旋回(独・ロールング)」について説明したいと思います。
手首の旋回とは?
習い始めは床に足が届かない様な幼児でも、小学校中学年を過ぎる頃には床に足がつくようになり、骨格も随分と丈夫になっていると思います。
また正しい練習方法でピアノを習っていると、その頃にはかなり指の筋力も増しているでしょう。
身体が成長してくると「指だけ」でなく、それ以外の部分も使ってピアノを弾く事で多種多彩な音色が出せる事が分かってきます。
大人の生徒さんのTさんです。
ハノン14番を右手だけ弾いてもらっています。
ハノンは1から5までの指をランダムに動かす事で、指の筋力をまんべんなくトレーニングするテキストですが、この14番は1小節の間に3と4の指の出番が他の指より1回ずつ多く、その為、特に3と4の指のトレーニングに特化しています。
まずはその事を念頭に置いて弾いてもらいます。
次はこの指だけの動きに手首を回転させる動きを足します。
すると指だけで弾いた時より音同士に繋がりが生まれ、やや柔らかい音になったと思います。
この様にして「自分の出したい音」が指だけでなく身体のどの部分をコントロールすれは出せるのか、レッスンをよく思い出しながら個人練習に取り入れると「理想の演奏」にまた一歩、近づけると思います。
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