曲を仕上げると言う事
先日のブログにも書きましたように、只今レッスン強化(追い込み)期間中でございます。
土曜日の最後のレッスンは大学生のH君。本人のたっての希望で難曲に取り組んでいます。
大学生はどんなレッスン内容かと言いますと、基本的には初級の生徒さんと大まかな流れは変わりません。
基礎練習から始まり、練習曲(エチュード)、バッハ等のバロック作品を挟み、楽曲という順番です。
今は発表会に向けて基礎練習と楽曲をメインに仕上げに向けてラストスパートをかけています。
上級レベルのレッスン内容とは
では具体的にどういった内容をやっているかは下記の通りです。
「正しい音と指使いで弾いているか確認作業」から「弾きにくい部分の攻略方法」「和声進行」「一息でどこまで弾けるか(フレージング)」「曲想」「ペダリング」まで、ざっと書き出したこれら一連の流れを1回で全て行う訳ではありませんが、時間を目いっぱい使ってもまだ足りないくらいお互い集中してやっています。
(本人達は実際のレッスン時間の半分位に感じているそうです。すごい集中力!)
特に2番目の「弾きにくい部分の攻略方法」は、上手く弾けない部分を抜き出しそこを徹底的に練習する訳ですが(いわゆる部分練習ですね)、一気に片付けようとするやり方では攻略はほぼ不可能で、➀その部分を更に細かなパーツに分け、②その一つ一つの音を確認し楽譜の運指が本当に適当なのか一緒に見直し、➂今まで習ったテクニックが適用できないか考え、➃もし適用できそうなら更にそれを当てはめた練習方法を提案し、手本を示した上でやってみせます。
そうやって手の内で弾けるようになったそれぞれのパーツを少しずつ繋げて、全体図が見えたら⑤曲想にあった音色やフレージングを考え、⑥必要ならばペダルも足します。
読んでいる方は気が遠くなったと思います。書いている私自身、めまいを覚えます。
ですが同じ事を初級の生徒さんもやっています。
勿論、楽曲のボリュームや複雑さ、難易度の高さは異なりますが、練習方法にさしたる違いはありません。
地道な努力を続ける以外に道はなく、あとはただ、練習量のみが物をいいます。
頑張りましょう!
レッスン終了後、生徒にスマホの設定をやってもらうの図。
こういった分野は「デジタルネイティブ世代」の彼らに敵いません(笑)
関連記事
-
-
ピアノの練習に向かわせるには
5月の中旬を過ぎ、学生の方達はそろそろ新しい生活にも慣れてきた頃だと思います。 …
-
-
公開レッスンのご案内
「教室だより」秋の号でもお知らせしておりますが、11月6日(日)の午後2時より2 …
-
-
新しい生徒さん その4
本日は新しい生徒さんの紹介です。 小学2年生のK君です。以前からずっと「ピアノを …
-
-
2018年度 連弾合同レッスン その13
インフルエンザも山場を越えたのか、レッスンの欠席者はいませんが、今度は花粉症のピ …
-
-
ピアノ発表会ではどんな靴を選べばいい?
今日は夕方から大人の方のピアノレッスンでした。 発表会に向けて最後の仕上げの最中 …
-
-
2017年 連弾合同レッスン その7
今季何度目か知れない「最強」寒波襲来で、徳島県も気温が一桁の日が続いております。 …
-
-
ピアノを弾く時の姿勢 強化編
レッスン時に大人の生徒さん達が口々に「発表会の時、普段より頑張って長時間練習した …
-
-
ごほうびグッズ ゲット達成!2
今日は2人目の「ごほうびグッズ ゲット達成者」が現れました! Tちゃんです。 更 …
-
-
音楽教室の役割
「今週は全部の曜日でレッスン風景の画像をアップしよう」と決めていたのですが、撮影 …
-
-
中級にレベルアップしました!(その10&11)
前回の投稿から随分と時間が空いてしまいました。 世間はまだまだ不穏な状態が続いて …
- PREV
- 連弾合同レッスン その2
- NEXT
- 連弾合同レッスン その3








