ソルフェージュのレッスン その1
本日(5月28日)に四国地方の梅雨入りが発表されました。
ジメジメした日が続きますが、レッスンは「明るく楽しく」行っています。
5月からは「ソルフェージュ強化」を目標に、ピアノ実技以外に様々な角度から「音楽」へのアプローチを試みています。
ちなみに「ソルフェージュ」とは、フランス語で「簡単な歌唱やリズム打ち」や「新曲視唱や視奏、聴音(演奏された旋律や和音を五線譜に書き取る作業)」等、音楽の基礎訓練の事を指します。
ソルフェージュだけで1回のレッスンが終わってしまう程の内容量の多さですが、当教室ではそれぞれの生徒さんのレッスン時間の最初の10分程度を使って少しずつ取り組んでいます。
今日はそのうちの1つ、スイスの音楽教育家エミール・ジャック・ダルクローズが提唱した「リトミック」の中のリトミックソルフェージュから、音階を歌うレッスンについてご紹介します。
リトミックソルフェージュ 音階を歌う練習
手を使って音程を作りながら、ハ長調の音階を歌う練習です。
小学1年のTちゃんです。
レッスンでの口数は少ない生徒さんですが、歌が上手なので、きっとピアノを弾いている最中も心の中で一緒に歌っているのだと思います。
今日は私も一緒に歌っていますが、生徒さんが声を出す事に慣れてきたら先生はピアノを弾いても良いかと思います。
Tちゃんの後に来た小学3年のS君と中学1年のYちゃんです。
音程を歌う事にある程度慣れてきたら、お次は特定の音を「心の中」だけで歌う練習をします。
例えば音階の中の「ミ」の音が出てきたら、声に出さずに心の中だけで歌うようにします。
先生と生徒さんの2人だけでする事もありますが、何人かで一緒にすると1人ずつ声に出してはいけない音を決めていくので、歌ってはいけない音がどんどん増えて、(参加者が増えていく音を逐一覚えておくことが重要)よりゲーム性が高まって楽しくできます。
子供と大人の生徒さんが一緒にする事もありますよ。
ダラダラと音階唱を繰り返すよりもずっと集中が増す事で、飽きさせずに正しい音程で歌える様になります。
また最初に「声を出す作業」を行う事で緊張がほぐれ、心なしかどの生徒さんもリラックスしてレッスンに臨める様になった気がします。
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