初めての「ダルクローズ・リトミック」体験! その1
2018/11/29
11月も末になり朝夕が冷え込み始め、ようやく秋らしい季節となってきました。
今日は南井上コミュニティセンターにおいて今年の秋期セミナーである「ダルクローズ・リトミックを体験しよう!」を開催しました。
講師は「徳島ダルクローズ・リトミック研究会」会員で、国際免許サーティフィケイトを取得されている坂本幸子先生です。
今回のセミナーは年齢層のバランスも考え、未就学と小学2年生までの第1グループと、小学3年生から6年生までの第2グループの2部に分かれて行いました。
前半グループのレッスンの目的は「フレーズの体験」でした。
音を聴いて反応する事は集中を養う事
レッスン冒頭は見学の保護者も交えながら、先生が叩く太鼓(ジャンベ)の音に合わせて「歩く(ステップ)」と「止まる(ストップ)」をやってみました。
シンプルかつ単純な動きですが、ぼ~っとしていると太鼓の音が鳴ってないのに歩いてしまう人もチラホラ(大人もです)。
段々と全員が先生が鳴らす「音」に対して集中していきます。
その後、子供達だけになってもらい自分の名前にリズムをつけて歌い自己紹介し、音の長さには長短がある事をそれと無く教えます。
そして8拍分のリズムを身体を使って1人ずつ表現して貰いました。
最初は恥ずかしがってモジモジしていた子も、先生の励ましや周りのお友達の助けを借りて少しずつ1人で「表現する」事が出来る様になりました。
「自分の考えを表現する」。言葉で書くと簡単ですが、相手に伝える・理解して貰う事は少しも簡単な作業ではありません。
これもまた訓練を重ねて成長する事なのだと思います。
「カエルの歌」でフレーズの体験
8拍分で1フレーズを構成しているみんながよく知る「カエルの歌」で、いよいよ今日のレッスンの目的である「フレーズ」を体験します。
スカーフを持って空中に8拍分の長さの弧を描きます。
最後はグループに分かれて8拍分のフレーズを動きで表現しました。
内容が盛りだくさんで充実の1時間15分のリトミックレッスンでした。
ピアノも含め器楽は基本的に椅子に座ったり、立ったまま演奏するものですが、演奏者の見た目に大きな動作が無くても、その人の内面は決してシーンとした「静的」と言う訳ではありません。
8拍分のフレーズを歩いてみて(動いてみて)「結構歩くのだな」と感じる事があれば、それは即ち演奏時においても同等のエネルギーが必要と言う事です。
それはやはりその人自身が体験してみないと理解できない事だと思います。
今回はリトミックの導入の初歩でしたが、音楽に対してまた違った側面からアプローチするきっかけの一つになればと思います。
関連記事
-
大人の生徒さんのピアノレッスン
学生さん達は春休みの真っ最中ですが、私の教室は一足早く3月28日から新学期がスタ …
-
2017年 連弾合同レッスン その9
今回の発表会での連弾ですが、兄妹姉妹で弾くペアが3組あります。 本日は2組目の兄 …
-
調号の練習
月曜日のブログに書きました「教室内クライマックスシリーズ(?)」の結果ですが、無 …
-
リトミックレッスン2019 その2
7月7日の七夕の日に行われた、第2回目のリトミックレッスンです。 今回のテーマは …
-
ピアノ練習を頑張らせる方法
今年も玄関の靴箱の上にお雛様を飾りました。 祖父が買ってくれた私の …
-
2018年度 連弾合同レッスン その9
本日も2組の連弾ぺアをご紹介します。 昨年4月からお稽古を始めた4歳のAちゃんと …
-
連弾合同レッスン その4
今日は発表会初参加の年長さんペアと連弾の練習をしました。 前方よりEちゃん、Sち …
-
中学生のレッスン
金曜日の19時過ぎからは中学生のY君のレッスンです。 (ちなみにもう一人、同じ中 …
-
指番号を一致させる
今日は11月から習いに来てくれているEちゃんのレッスンでした。 とても元気な明る …
-
ピアノは片手ずつでの練習が効果的!
発表会まであと1ヶ月と少しとなりました。 曲が長い高校生や大人の生徒さんは、最後 …
- PREV
- 今年度の秋季セミナーについて
- NEXT
- 初めての「ダルクローズ・リトミック」体験! その2