初めての「ダルクローズ・リトミック」体験! その2
後半部は2年生から6年生までの生徒さん対象の「音価(音符の長さ)」を動きで体験・表現するリトミックでした。
高学年にもなるとより羞恥心が上回り、積極的に動く事に対して抵抗がある人がほとんどですので、最初はゲーム感覚で参加して貰います。
講師の私、リトミック勉強仲間のIさん、それと見学だけの予定だったハズの保護者2名も半ば強制的に参戦して頂きました!
リーダーの動きをコピー(模倣)するゲームで参加を促す
リーダー役の人間の動作を真似するゲームです。ピアノは動きに沿った音楽を即興で弾いています。
タッチされた人は新しいリーダー役にならないといけないので、みんな真似をしつつ必死に逃げる。
ちなみにこの際のリーダー役はワタクシ。
こちらレッスン開始から5分経っていないのですが、もはや全員の息が上がっている状態(笑)。
緊張感がほぐれた所で本日のテーマ「音価のレッスン」へ移行します。
動きを決めて、色々な音符の聞き分けをする
公園を散歩していると言う設定で、音符ごとに動きを決めます。
1人で動く事もあれば、ペアを組んだりグループになったりして4種類の音符を聞き分けます。
何の音符か分からなくても、周りを見てどうすれは良いか判断する事もリトミックの目的の1つです。
その後、全員で円になりその場で1人ずつ動きを考えて発表します。
グループになって音符の組み合わせを考えて発表する。
4人1組のグループになって、それぞれが4種類ある音符のうちの1つを担当します。
「4分音符はだいたいこれぐらいのテンポ」と言う「思い込み」を指摘されて、全員がハッとした瞬間。
「音価とテンポの関係性」については、理屈は知っていても理解が及んでいるかは別である証左です。
最後はグループ毎に各チームが考えたリズムパターンを披露し、別グループの人がホワイトボードに記譜しました。
ダルクローズ・リトミックは「動き」「ソルフェージュ」「即興演奏」の3本柱で習得していくのですが、今回は時間的な都合によりほとんど「動き」のみのレッスンとなりました。
私自身を振り返っても、「知っている事」が「正しく実践出来ている」かどうかは、実際に自分自身が体験してみて初めて「あれはこれだったのか」と気が付く事が出来ると思います。
これからも「点」と「点」を「線」で繋げていける様なレッスンやセミナーを考えたいと思います。
関連記事
-
-
ピアノ発表会の衣装はどうすればいい?
先日は「ピアノ発表会の靴」についてブログに書きましたが 今日は「ピアノ発表会の衣 …
-
-
指の分化練習
分化とは? 1.単一なものが進歩・発展するにつれて複雑に分かれていくこと。細分化 …
-
-
サマーチャレンジ達成者、3人目現る!
お盆休み明けのレッスンが始まりましたが、そんな本日も3人目の「サマーチャレンジ」 …
-
-
指の体操
今日は徳島の平地でも、うっすらと雪が積もりました。 風も台風並みに強く、窓から見 …
-
-
2018年度 連弾合同レッスン その9
本日も2組の連弾ぺアをご紹介します。 昨年4月からお稽古を始めた4歳のAちゃんと …
-
-
弾きたい曲の楽譜を気軽に購入するには
金曜日は8月から通ってくださっている大人の生徒さん、Hさんのレッスンがあります。 …
-
-
連弾合同レッスン その2
風邪やインフルエンザが教室内外を席巻中にて、今週に入り発熱のためにレッスンをお休 …
-
-
サマーチャレンジ達成者、4人目現る!
昨日に引き続き、今日も「サマーチャレンジ」達成者が現れました。 小学1年生のSち …
-
-
2018年度 発表会
昨日、2018年度の発表会が無事に終了しました。 舞台写真はこちら 出演した生徒 …
-
-
連弾合同レッスン 大人編その2
年内の通常のレッスンは28日で終了し、今日は振替対象者の為の「補講日」です。 今 …
- PREV
- 初めての「ダルクローズ・リトミック」体験! その1
- NEXT
- 2018年度 連弾合同レッスン その1