2019年度 公開レッスン その2
公開レッスン、2人目の代表生は小学5年のNちゃんです。
小学3年生でピアノを始めたNちゃんですが、真面目に練習をして来るので読譜力もつき順調にここまで進んできました。
課題曲は同じくブルグミュラーの25の練習曲より「無邪気」で、こちらも冒頭部分のフレーズに出てくる16分音符と8分音符のニュアンスの違いをタッチで弾き分ける学習です。
音価(音符の長さ)によってタッチを使い分ける
画面には映っていませんが、この公開レッスンの聴講生はピアノの本当にすぐ近くに座って見ているので、おそらく代表生の緊張感は計り知れないと思います。
その様な中でも講師のアドバイスに素早く反応し、「こう言う事を求められているのかな?」と咄嗟に考えさっと行動に結びつける「即時反応」が出来るのはとても素晴らしい事だと思います。
最後の質疑応答の際に「ピアノを辞めたいと思った事はありますか?」の問いかけに対し、先生は「何十回、何百回もありますよ。ピアノは好きだけど練習は好きじゃないと思っているのは皆さんも私も同じですよ」と答えていました。
そして「でも練習しないともっともっとピアノが下手になっていくし、気が付いたらもう明日がレッスン日だと言う事ありますよね?そんな時は『片手の練習』を沢山さらうと良いですよ。そうすると両手で弾いた時、自分でもびっくりするくらい上手に弾ける時がありますから。私はコンサート前日もそうやって練習しています」ともおっしゃっていました。
この発言は印象的だったらしく、今週のお稽古では公開レッスン参加者の何名からか「片手の練習をやってみた」と報告を受けました。
大人ですと「そうは言っても、向こうは専門家だから(私とは違うわ)」と聞き流す所を、子供であるが故に「へえ、だったら自分もやってみようかな」と思ってチャレンジしてみる、この発想の柔軟性こそが「公開レッスン」の最大の狙いであり目的です。
今回もそれぞれにプラスの効果が現れつつあって良かったと思っています。
代表生の2人もお疲れ様でした。
関連記事
-
-
おすすめ連弾曲集
私の教室では発表会の時に、全員ソロ(独奏)と連弾を弾いてもらっています。 教室や …
-
-
2018年度 連弾合同レッスン その16
今週末にあたる3月23日(土)に、2018年度の発表会を石井町中央公民館「藤ホー …
-
-
弾きたい曲の楽譜を気軽に購入するには
金曜日は8月から通ってくださっている大人の生徒さん、Hさんのレッスンがあります。 …
-
-
中級にレベルアップしました♪ その4
9月に入っても、連日の様に真夏日が続いております。 秋に運動会を開催予定の学校は …
-
-
猛追中!
ハッピーマンデーが導入されて月曜日の祝日が増えましたが、カレンダー通りにレッスン …
-
-
中級にレベルアップしました!(その12)
1月に入り徳島県もオミクロン株の感染力の猛威にさらされておりますが、レッスンは粛 …
-
-
ピアノ練習を頑張らせる方法
今年も玄関の靴箱の上にお雛様を飾りました。 祖父が買ってくれた私の …
-
-
ピアノを弾く時の姿勢 その1
ピアノは姿勢が大切 私の教室は3歳半からレッスンを受け付けていますが、 その年齢 …
-
-
レッスンの腕をあげる法則
1985年に初版され、以来ずっと教育関係者の間で読み継がれている書籍です。 著者 …
-
-
スケールテストを使って、実力を発揮する練習
今日も「サマーチャレンジ」にて「ごほうびグッズ ゲット達成!」の生徒さんが現れま …
- PREV
- 2019年度 公開レッスン その1
- NEXT
- 嬉しいニュース♪