2019年度 公開レッスン その1
10月20日(日)に本年度の公開レッスンを行いました。
昨年は開催しなかったこの企画、今年はレッスンへの取り組む姿勢が前向きな生徒さんが増えてきたので行いました。
ピアノに限った事ではありませんが、プレイヤーはプレイ(演奏)する事に一生懸命です。兎にも角にも最後まで弾き通さなければならないからです。
しかも演奏の最中は音や指使い、リズムや左右のバランスに気を配り、更にはペダルなども踏まなければならなくなると、頭脳と聴力をフル稼働させて10本の指を筆頭に、足や本体をコントロールしつつ曲の終了(ゴール)に向かわなくてはなりません。
先にも書きましたがプレイヤーは当事者でもあるので、これらの事を駆使しながら、なおかつ自分の演奏を客観的に聴くのは至難の業であります。
ましてや指導者が横から口をはさんでくる指摘など、直したくても直す余裕が無いのが実情です。
「他人のレッスン」を見学する事は、演奏をする必要はない、当事者ではなくなるので負担が少し軽くなります。
しかし同じピアノを習っている者同士なので、全くの部外者という訳でもありません。
自分自身のレッスンに引き寄せて「自分のやり方より、なぜこうした方が良いのか」考えるきっかけになる良い機会だと思っています。
音楽大学時代も頻繁に「他人のレッスンを聴講する」事を推奨されましたが、今回も改めてその重要性が私自身にも再認識させられました。
今回は大人の生徒さんも含め、14名が参加してくれました。また講師は前回に引き続き、姫路大学准教授の西野 晴香先生にお願いしました。
鍵盤への触れ方(タッチ)と音色の関係
最初に弾いてくれたのは、小学3年のSちゃんです。
課題曲はブルグミュラー25の練習曲より「牧歌」です。
前奏部分を弾き始める時のタッチについて詳しく教えてもらっています。
ピアノ奏法の基本フォームである「たまごの手」の形が鍵盤を押さえた時にもつぶれなくなってきたら、次は色々な音色を出す練習を積極的に取り組むと、その人の持っている音色の数が幾通りにも増やす事が出来ます。
中間部分の左手に出てくる2種類の和音の微細な音色の違いについて、イメージのふくらませかた、弾き分け方についての指導です。
最前列には未就学の生徒さん達が座っていましたが、最後まで静かに聴いていました。
関連記事
-
ピアノは片手ずつでの練習が効果的!
発表会まであと1ヶ月と少しとなりました。 曲が長い高校生や大人の生徒さんは、最後 …
-
新しい生徒さんのレッスン その3
今日も新しい生徒さんのレッスンがありました。 年中さんのY君です。1月よりピアノ …
-
2017年 連弾合同レッスン その8
連弾の合同練習がしたいけれど、平日は自分のレッスン日以外は保護者の送迎の都合がつ …
-
新しい生徒さん その3
本日も新しい生徒さんのご紹介です。 小学3年生のNちゃんです。下に弟君が2人いる …
-
新しい生徒さん その4
本日は新しい生徒さんの紹介です。 小学2年生のK君です。以前からずっと「ピアノを …
-
2017年 連弾合同レッスン その5
本日の連弾合同レッスンのペアは小学1年生同士のSちゃんとMちゃんです。 2人は同 …
-
連弾合同レッスン 大人?編
さて本日の午後は中学生のY君と、Y君のお姉さんで教室OGでもあるMさんとの連弾合 …
-
2018年度 連弾合同レッスン その12
さてご紹介している連弾ペアも残り少なくなって参りました。 本日は2組のぺアをご紹 …
-
ピアノ発表会ではどんな靴を選べばいい?
今日は夕方から大人の方のピアノレッスンでした。 発表会に向けて最後の仕上げの最中 …
-
2018年度 連弾合同レッスン その16
今週末にあたる3月23日(土)に、2018年度の発表会を石井町中央公民館「藤ホー …
- PREV
- 中級にレベルアップしました♪ その5
- NEXT
- 2019年度 公開レッスン その2