手元を見ないで弾く練習
「楽譜を丸ごと覚えてしまわないとピアノを弾けない」「簡単な曲なのにミスタッチをしてしまう」
これは楽譜の音符を目で追いながら演奏できない、指番号を見ても思っている指が素早く反応してくれない事が原因です。
どうすればいいのでしょうか?
それはズバリ「手元を見ないで弾く練習」をする事です。
手元を見ないで弾く練習の方法
離れた音に跳躍する時は鍵盤上で移動先を目で確認しますが、隣り合う音や鍵盤を1つ飛ばしで弾く場合などは手元を見ずに感覚で鍵盤同士の距離感がつかめないとスムーズな演奏に繋がりません。
また「左手・右手の見分け」「指番号1→親指」「2→人差し指」「3→中指」「4→薬指」「5→小指」これが正確に把握できていない可能性もあります。
ですが難しい曲でこの練習をすると上手く出来ない人の心の負担がより増すので、これはシンプルなテクニックの本や短い曲を使って練習する事をお勧めします。
そして大切なのは「手元を見えなくする事」。
レッスンでは、私が生徒さんの弾いている手の上に覆いをかぶせて本人の視界から手を見えなくしてしまいます。
弾いているのはMちゃん。
所々に黒鍵が混じるテクニックを練習中ですが、時々違う指が黒鍵を弾いてしまうので前回のレッスンでこの練習法を教え、連休中にお家でもチャレンジするようにお母様に協力をお願いしていました。
結果は大成功!この練習ですと目で動かすべき指をいちいち確認できないので、必然的に脳と指の連動が速くなります。
ちなみに写真を撮ったのは私、覆いを支えてくれているのはMちゃんの後の大人の生徒さん、Sさんです。
Mちゃんが帰った後、Sさんも同じ練習にチャレンジしてもらったのですが感想は一言。
「パソコンのブラインドタッチと同じで、すごい集中して弾ける!」でした。
簡単そうでやってみると案外、難しい練習でもあります。
関連記事
-
-
中級にレベルアップしました!(その13)
今年は「厳冬になる」と言われていましたが予報通り、2月には徳島の市街地でも数年ぶ …
-
-
ピアノでも歌が大切
レッスンの前後の生徒さん同士で組んで、ペアレッスンでの音階唱の練習です。 ソルフ …
-
-
調律
今日は午前中に調律師のHさんに来ていただき レッスン室のグランドピアノを調律して …
-
-
ピアノ購入のポイント
先週の寒波の影響か、インフルエンザにかかる人が急増しているそうです。 お気を付け …
-
-
大人の生徒さんのピアノレッスン
学生さん達は春休みの真っ最中ですが、私の教室は一足早く3月28日から新学期がスタ …
-
-
2017年 連弾合同レッスン その10
当教室では中学生になってもソロだけでなく、頑張って連弾にチャレンジしています。 …
-
-
ハタあげゲーム、頑張ってます!
年中さんのTちゃんです。 最近、「ハタあげゲーム」(絶対音感をつける練習をこう呼 …
-
-
クラシック音楽の4つの時代
私の教室は現在、下は4歳から上は大人までの生徒さんが在籍しています。 学生の中で …
-
-
2018年度 連弾合同レッスン その12
さてご紹介している連弾ペアも残り少なくなって参りました。 本日は2組のぺアをご紹 …
-
-
連弾合同レッスン その1
1月中旬より子供の生徒さん達も連弾合同レッスンを始めています。 今週はその2回目 …








