時間管理能力を上げる!
6月も中旬になり、ジメジメとした日々が続いています。
新しい生活のサイクルにもだいぶ慣れ、しかし待望の夏休みにはまだ遠く、この時期が最も生活全般においてやる気が起きない所謂「五月病」に陥りやすい頃ではないでしょうか。
仕事に家事に勉強にとやらなければならない課題は山積みであるのに、やる気がイマイチ起きないし、気が付けばもうこんな時間!今日も何も出来なかった...。
その様な時は自分の時間管理能力を見直すタイミングかもしれません。
6月7日付の新聞記事に「限られた時間を上手に使うコツ」が掲載されていたのでご紹介したいと思います。
まずは24時間を「可視化」して実態を把握する
実際の「時間の使い方」を知る手始めに、3日間分の生活の記録を24時間軸のスケジュール表のように書き出してみます。
6時起床、着替えに5分、朝食の準備に15分など1日の行動の全てを書き出して客観的に眺める事で、苦手で長く感じる作業も実はそれほど時間をかけておらず、意外に余暇に時間を割いている場合もあったりします。
時間の使い方にあまり満足していない人に共通するのは「何かをした、と振り分けられない『にごった時間』を過ごしている事」なのだそうです。
大人の場合ですとテレビを見ながらアイロンがけ、スマホを触りながら料理などは2つの作業を同時進行で行っている様に見えて、実際は必要以上に時間がかかっており、作業効率が下がっている可能性もあります。
まずは24時間の生活を「見える化」して、現実を知る事が重要です。
理想の過ごし方を考える
実態が把握できた後は理想の過ごし方を考えます。
朝が忙しいならば、「やるべき事」の一部を夜に回してみるのもアイデアです。
ピアノを習っている子供の場合、自宅に帰るのが遅かったり、複数の習い事を掛け持ちしている人ですと、なかなかピアノの練習に割く時間が一見、無い様に思えます。
それならば朝、「登校する前にピアノの練習をしてから家を出る」事を1日のスケジュールに組み込んでしまいます。
(実際にその様にしている生徒さんもいます)
朝がダメなら夜に、夜が無理なら朝にという具合に発想を変えてみるのも良いかもしれません。
タイマーを活用して集中力アップ
上記に述べた「登校前にピアノの練習をする」方法ですと、家を出なければいけない時間は決まっているので、短時間でも集中した練習が出来ます。
もし練習が途中になったとしても、「終わらなかったから悔しい」「上手く弾けなかった箇所が気になる」と次の練習への意欲を湧かせるきっかけになります。
新聞記事でも紹介されている様に、時間の使い方が上手な人は全員、「この作業を何分間でする」と終了時刻を決めて取り掛かっています。
時計を使うのも良いですが、キッチンタイマーを活用するのも時間の概念が実感しにくい幼い子供には有効です。
「プリントを15分でする」「15分休んだら漢字の練習」など、タイマーを使うと残り時間が後どれくらいあるのか一目瞭然です。
だらだらと無駄に時間をかけて取り組むよりも、時間を決めて目の前の作業を1つ終わらせてから次に移るように心掛けると、集中力も上がり「今日もミッションを達成できた」と自分自身を褒めてあげる要素になります。
時間が足りないと思わない人ほど、生活への充実度が高いのだそうです。
長雨で室内にこもりがちなこの時期、少しずつチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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