多声音楽とは
今日は他教室から移ってきた小学5年生のHちゃんのレッスンでした。
以前から使用しているテキスト「プレ・インヴェンション」で2声の弾き方を絶賛特訓中です。
多声(たせい)音楽とは
最も分かりやすく説明すると、音楽には「メロディー」と「伴奏」で成り立っている曲と、複数の「メロディー」から成り立っている曲とがあります。
前者の場合はメロディーが「主役」で伴奏は「脇役」と言えますが、後者は全部のメロディーが「主役」にあたります。
この様な音楽を「多声音楽」と言い、それぞれのメロディーを「声部(せいぶ)」という言い方をします。
Hちゃんは現在2声の曲を練習中ですが、2声とは「メロディーを2つのパートに分かれて演奏する」という事になります。
文章だけで見るとさほど難しく思えませんが、実際にピアノで演奏してみるととても大変である事が分かります。
「かえるの歌(合唱)」でチャレンジ!
小学校で習う「かえるの歌(合唱)」でこの多声音楽を体験する事が出来ます。
メロディーは「ドレミファミレド ミファソラソファミ ド・ド・ド・ド ドドレレミミファファミ・レ・ド」。
歌詞は「かえるの歌が 聞こえてくるよ クワ・クワ・クワ・クワ ケケケケケケケケ クワ・クワ・クワ」。
ピアノが弾ける方はメロディーを弾いてみて下さい。そして最初の「ドレミファ」の後ろ、「ミレド」の所から「かえるの~」の歌詞を歌ってみて下さい。
上手く出来ますか?
「~歌が」の歌詞の時には、手は「ミファソラ」と弾いていなければなりませんが、スムーズに弾けますか?
「あれ、手が止まってしまう」「ピアノは弾けるけれど、歌の音程がピアノにつられてしまう」事態は起きませんでしたか?
よほど集中していないと、どちらかを優先すると、もう片方がおろそかになってしまうかと思います。
ピアノはこれらを左右両方の手を使って行います。
1人の人間が2つの役をこなしているのですが、全神経を集中し、耳と頭脳を駆使しないと出来ません。
大変な曲ではありますが、頑張り屋さんのHちゃんなので、少しずつ練習の方法とコツを掴みつつあります。
もう少しで仕上がり、次はいよいよバッハ作曲の「インヴェンション」に入ります。
頑張ってください!
関連記事
-
猛追中!
ハッピーマンデーが導入されて月曜日の祝日が増えましたが、カレンダー通りにレッスン …
-
連弾合同レッスン その2
風邪やインフルエンザが教室内外を席巻中にて、今週に入り発熱のためにレッスンをお休 …
-
新しい生徒さん
今日は11月からレッスンを始めたAちゃんの振替レッスンでした。 別の教室から移っ …
-
子供の連弾レッスン その1
私の教室は、発表会のプログラムの中に連弾のコーナーを設けています。 独奏(ソロ) …
-
中級にレベルアップしました! (令和その2)
コロナ禍中であっても、入室したらアルコール消毒、お稽古中はマスク着用で対面式のレ …
-
新しい生徒さん その5
やっとご紹介する事ができる新しい5人目の生徒さんです。 最後にサマーチャレンジを …
-
リトミックレッスン2019 その2
7月7日の七夕の日に行われた、第2回目のリトミックレッスンです。 今回のテーマは …
-
曲を仕上げると言う事
先日のブログにも書きましたように、只今レッスン強化(追い込み)期間中でございます …
-
手元を見ないで弾く練習
「楽譜を丸ごと覚えてしまわないとピアノを弾けない」「簡単な曲なのにミスタッチをし …
-
スケールテストを使って、実力を発揮する練習
今日も「サマーチャレンジ」にて「ごほうびグッズ ゲット達成!」の生徒さんが現れま …
- PREV
- 新しい生徒さん その3
- NEXT
- 本日の新たな中級レベルさん